「リーダーとフォロワーが楽しく学校を進化させよう」

「リーダーとフォロワーが楽しく学校を進化させよう」

〜リーダーとフォロワーは何をすべきか〜

 

<学校が進化し続けるには>

 

学校が進化し続けるには,ビジョンを教職員だけでなく生徒も含めて全体でシェアすることが必要です。

リーダーは何をすべきか,何ができるのか? そしてリーダーを支える(リーダーと対立するではありませんよ!)フォロワーは何をすべきか,何ができるのか。

成功例,失敗例,課題,悩みを率直に話してみません。

他校のチャレンジから勇気をもらえるかもしれません。他校の素晴らしいアイディアに発展するかもしれません。

<ある学校のICT導入事例>

ある私立の中学・高等学校のiPad導入事例について紹介します。

 

導入を担当したのはS副校長です。彼はiPadの導入を行うに際して,導入検討委員会は設置せずに端末を決定して,すぐに全教職員に導入しました。この時に彼は教員だけではなく,職員にも導入することを決めました。翌年度から中学1年生,高校1年生に導入を開始し,3年間で全ての生徒がiPadとApple Pencilが使えるようになりました。

導入時の学園のビジョンをS副校長はこのように考えました。

さて,この学校はどうなったでしょうか?

 

<良かった点,良くなかった点について考えましょう>

この中学・高等学校でS副校長が行ったiPad導入について,良かった点,良くなかった点,それぞれのお立場からお考えを共有しましょう。

 

<リーダーは何をすべきか>

 

様々なご意見をありがとうございました。S副校長も過去を振り返ってみたようです。

この事例から,リーダーは何をすべきか,4点まとめてみました。

リーダーはビジョンを自分の言葉で教職員や生徒,保護者に伝え続けることが必要です。誰か(検討委員会とか担当者ではなく)の言葉ではなく,リーダー自身の言葉で語ることに意味があるのです。

自分の言葉で語ることができると様々な問い合わせや取材の対応をリーダーが行うことができます。

実践を行うことが難しいリーダーは授業の見学に行くことも大事です。実際に自分で見てこそ自分の言葉で語ることができるからです。ただ,新しい学びはただ見るだけでは,その意味や価値を理解することが難しいこともあります。だから,授業について説明できる教員に同伴してもらうことも大事でしょう。

<フォロワーは何をすべきか>

 

ではフォロワーは何をすべきだったのでしょうか。S副校長はリーダーでもあり,理事長や学校長のフォロワーでもありました。

フォロワーはリーダーがビジョンを自分の言葉で語る機会を作るべきでした。S副校長は自分でビジョンや実践を語ってしまい,理事長や学校長に解説しながら授業見学に連れ出して,実践をわかりやすく伝えることを怠っていたと思います。

いつまでも自分が語ってしまい,理事長や学校長が自分の言葉で語る機会を作れなかったのは問題です。

 

<こんなことで困っている,こんなことをやってみた>

 

ここからは,リーダーシップ層・ネクストリーダー層・フォロワー層に分かれて,iPadの導入や利活用において,「こんなことで困っている」「こんなことをやってみた」についてシェアしたいと思います。

 

グループで印象に残った事例や実践をシェアしてみましょう。後ほど,全体でもシェアしたいと思います。

<リーダーシップの要素>

今回,改めてリーダーシップについて考えてみて,もう少しリーダーシップについて深掘りしたいとか,学校に戻ってみんなでリーダーシップについてディスカッションしてみたいと思う方もいると思います。

実はAppleから「リーダーシップの要素」というブックが出ています。こちらをぜひ参考にしてください。

 

そもそもリーダーシップが語り,全体で共有する「ビジョン」って何?という段階にも対応しているので安心です。

 

<最後に>

今日は学校の同僚と来ている方も多いと思います。

まずは「本校のビジョン」について語り合ってみましょう。ありがとうとございました。

 

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